ホームポジションってなに?

ホームポジションとは、タイピングをするときの「指のおうち」のことです。キーボードの真ん中あたりにある8つのキーに、両手の指をそっと置きます。

キーを打ったら、指は必ずこの「おうち」にもどってきます。いつも同じ場所から指を出発させるので、どのキーがどこにあるか、手が覚えてくれるのです。これがタッチタイピングのひみつだよ。

最初は「指がバラバラになって、難しい!」と感じるかもしれません。でも大丈夫。自転車の練習と同じで、くり返すうちに少しずつ体が覚えていきます。

FとJのキーには「目じるし」がある

キーボードの FJ のキーを、指でそっとさわってみてください。小さなでっぱり(突起)がついているのがわかるかな?

このでっぱりは、「ここに人さし指を置いてね」という目じるしです。世界中のほとんどのキーボードについています。

つまり、キーボードを見なくても、指先でFとJのでっぱりをさがせば、いつでもホームポジションにもどれるというわけ。タイピングをはじめる前は、まず「左の人さし指をFに、右の人さし指をJに」。これをおまじないのように覚えておこう。残りの指は、となりのキーに順番にならべるだけでOKです。

指の担当キーを覚えよう

タッチタイピングでは、どのキーをどの指で打つかが決まっています。それぞれの指は、ホームポジションから上下に動いて、自分の担当のキーだけを打ちます。

おうちのキー担当するおもなキー
左 小指AQ・A・Z
左 薬指SW・S・X
左 中指DE・D・C
左 人さし指FR・F・V と T・G・B
右 人さし指JY・H・N と U・J・M
右 中指KI・K
右 薬指LO・L
右 小指;P・;・-
親指スペースキースペースキー

人さし指だけは、となりの列もまとめて担当するので、少しいそがしめ。逆に、小指や薬指は力が弱いので、最初はうまく打てなくてもまったく気にしなくてOKです。

練習のステップ

いきなり全部覚えようとしなくて大丈夫。次の順番で、少しずつ進めよう。

ステップ1: ホームポジションに指を置く練習

キーボードを見ないで、FとJのでっぱりをさわって、8本の指を正しくならべる。これを10回くらいくり返して、「目をつぶってもおうちにもどれる」ようにしよう。

ステップ2: おうちのキーだけ打ってみる

ホームポジションのキー(A・S・D・F・J・K・L・;)を、指を見ないでゆっくり打つ練習。「Aは小指、Fは人さし指…」と、声に出しながら打つと覚えやすいよ。

ステップ3: 上の段・下の段に挑戦

おうちのキーになれたら、E・I・O などの上の段、N・M などの下の段へ。打ったら指をおうちにもどすのを忘れずに。

ステップ4: 言葉を打ってみる

ここまでできたら、もう言葉が打てます。短い言葉のタイピングゲームで、楽しく練習を続けよう。1日5分でも、毎日続けるのがいちばんの近道だよ。

よくあるつまずきと直し方

ついキーボードを見てしまう

はじめはだれでも見ちゃうもの。「打つ前にFとJをさわって確認→画面だけを見て打つ」をくり返そう。見そうになったら、ハンカチをそっと手の上にかけて練習する方法もあるよ。

人さし指だけで打ってしまう

速く打ちたい気持ちが先に出ると、なれた指ばかり使ってしまいます。最初はスピードよりも「正しい指で打つこと」を大事にしよう。あとからスピードは自然についてきます。

小指に力が入らない

小指は大人でも苦手な指です。AやPを打つときだけ、手全体を少しかたむけてあげると打ちやすくなるよ。毎日少しずつ使っていれば、だんだん強くなります。

手や肩がつかれる

力が入りすぎているサインです。手首をブラブラさせてから、たまごをにぎるように手をふんわり丸くして置きなおそう。いすの高さを合わせて、ひじが直角くらいになるとラクに打てます。

さっそく練習してみよう

ホームポジションは、読むだけでは覚えられません。実際にキーボードを打って、手に覚えさせよう。カタカタランドのゲームは無料・登録不要で、ブラウザですぐにはじめられるよ。

この記事を書いた人

伊藤 啓太

「MUTSUMIプログラミング&クリエイティブラボ」講師。ITやAIの専門家として中小企業の伴走支援や研修も行い、地域の商工会議所にIT専門家として登録しています。教室で小中学生にタイピングとプログラミングを教えた経験をもとに、カタカタランドを運営しています。